企業活動から発生する産業廃棄物のうち、固形状廃棄物、及び、発泡スチロールを主に処理しています。固形状廃棄物は分別後、破砕処理し、リサイクル、及び、埋立処分しています。また、発泡スチロールは、減容固化後、全量リサイクルしています。
医療関係各所から発生する感染の恐れのある廃棄物(感染性産業廃棄物と呼ばれています)は、当社保有の「ガス化炉」と呼ばれる焼却施設で高温焼却(1000℃以上)され病原菌は完全に消滅します。また、環境省・経済産業省より地球温暖化物質であるフロンガスの破壊処理許可をいただいており同施設で他の産業廃棄物と混合しながら分解処理しています。
また、隣接する汚泥処理施設では、産業廃棄物の汚泥を専用の汚泥脱水機(デカンター型遠心脱水機)により含水率85%以下に脱水しており、発生する脱水汚泥は、とよころドームで埋立処分しています。なお、脱水汚泥のうち動植物由来の汚泥は、別に設置する堆肥化施設にて発酵させ、汚泥肥料として農地に還元しています(肥料取締法の届出済)。
十勝エリアには長らく燃え殻や汚泥などの産業廃棄物を埋立処分できる管理型最終処分場がありませんでした。このため、十勝の各種事業者より管理型最終処分場の設置が待ち望まれてきましたが、平成22年に環境配慮型の管理型最終処分場「とよころドーム処分場」をオープンする事ができました。「とよころドーム処分場」は埋立地を移動式テントで覆ったセミクローズドタイプの処分場で、環境への影響が少ない最終処分場です。